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大学院時代に取り組んでいた、自律移動するディスプレイに関する研究シリーズです。
作業形態やコンテンツ内容によって、求められる空間やディスプレイ構成は全く異なるだろうという仮説のもと、もし状況に合わせて柔軟に自動変形するディスプレイがあった場合の、その効果や利用シナリオなどの可能性について追究したものです。実際にロボットを使って動くプロトタイプを作成し、検討を行いました。
バーチャル空間での仮想的なレイアウト変更と、本研究での物理的なレイアウト変更との比較も行いました。
人は空間に物理的に存在する、あらゆるものから影響を受けて生活しています。そして無意識のうちに適切な距離を保つことで、快適に過ごすことができています。
そういった距離や感覚は、個人や文化によって同一の側面もあれば、異なる側面もあるはずです。文化人類学者のエドワード・ホールは、そういった空間観念の相違について「プロクセミクス(Proxemics)=知覚文化距離」という言葉を提唱しました。それをディスプレイに応用し、常に快適な空間を構成しようというひとつの取り組みです。
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